第92回 生命保険:Estate Tax対策
今までに築き上げた資産は、出来る限り子供に残してあげたいですよね。ビジネス、土地、家屋、その他資産の形は色々あり、これらを次の世代が受け取る際にEstate Taxがかかります。Estate Taxに対する対策を立てていないと、十分に支払える現金がない場合には一部の資産を売却をしないと税金が払えない状況になります。例えば、税金対象の資産の総額に対して35%の税金を直ぐに用意できますか? 簡単に売却できるような物であれば良いですが、そうでなければ税金の支払いが大変困難となります。そのような場合に備えて、一番効率的な方法は生命保険に加入する事です。継承者が保険金を受け取る事によって、Estate Taxは勿論、葬儀費用、ローンの返済など様々な目的に使う事ができます。十分な保険金があれば、築き上げた資産を無くすことなく継承者が引き継ぐ事ができます。
Estate Tax目的で生命保険に加入するには、終身タイプの保険が必要です。定期保険(Term Life)の方が格安ですが、定期保険は文字通り保険保障期間が限られています。期間が終わると保険が無くなる、又は大変高額となってしまいますので、必ず終身タイプ(Whole Life)でご加入下さい。若い頃には生命保険の必要性は感じませんので、多くの人は必要と感じた頃に保険に加入します。ご存知だと思いますが、生命保険は年齢とともに保険料金が大きく異なります。年齢だけでなく、健康状況によっても保険料は異なります。若くて健康なうちに加入するのが一番お得です。より多く現金を残す為にも、生命保険に支払う料金を低く抑えたいものです。待てば待つほど保険料金は高くなりますので、出来るだけ早くご加入下さい。