第97回 グループ用医療保険の見直しについて

最近の医療保険保険の値上がりは異常です。毎年料率があがり、更に年齢が上がる事でも料金が上がっていきます。医療保険を負担している雇用主は、かなりの重荷になっているのではないでしょうか? 社員への手厚いベネフィットは大変重要ですが、あまりにも高額になってくると経営にも影響がでてきます。定期的にプランの見直しをすることも大切です。
見直しをする際に、ただ安いプランを探すのではなく、色んな面から考慮する必要があります。

●プラン内容: 
カバー内容を極度に低くすると社員から不満がでます。社員の為のベネフィットして与えているはずなのに、不満がでるようであれば意味がありません。どこの保険会社も顧客獲得の為に多種多様のプランを用意しています。できるだけ近い内容のプランにて比較する事をおすすめします。

●利用できるネットワーク: 
保険会社によって利用できる医療機関のネットワークが異なります。同じ保険会社でも複数のネットワークを使う事もあり、利用できるネットワークによって料金が変わることもあります。 保険プランを選ぶ上で、ネットワークも必ず確認するようにして下さい。

●処方箋薬: 
処方箋薬は保険の適用無しで購入すると大変高額です。薬の種類によって保険の適用率(額)が大きく異なります。治療したときの保険適用率だけでなく、薬のカバー内容もしっかりと確認して下さい。薬の種類によって免責額、Co-pay額、上限などが異なりますのでご注意下さい。

●医療以外の保険:
Dental、Vision、Lifeなどもベネフィットとして社員に提供しているグループも多いと思います。保険会社によっては同一の保険会社で複数の保険に加入する事によって割引を適用する場合もあります。逆に、別の保険会社の方が安い場合もありますので、両方のパターンで見積もりしてもらうと良いでしょう。

どこの保険会社も頻繁に料金変更し、新しいプランを追加、古いプランを削除と常に変動します。毎年、又は数年に一度は見直しをする事をお勧めします。