第98回 Health Savings Account(HSA)プランについて
以前にも何度か紹介しましたが、医療保険の高騰によりHealth Savings Accountプランに変更される人が増えています。HSA プランの特徴を簡単におさらいしましょう。
●HSA用と認可された、免責額の高い医療保険に加入する。
●HSA専用の銀行(又は証券)口座を開設する。
HSAの医療保険は、免責額が高い為、免責に達するまでは実費となります。その実費する医療費を支払う為に、専用の銀行口座に入金をします。入金は月々でも一括でも構いません。入金した金額は、課税所得から差し引く事ができるので、節税効果があります。この節税効果がHSAプランの一番の人気の理由です。 コンセプトとして、免責の高いプランで保険料を節約し、将来の医療費に備えて貯金をしていく事が目的です。更に、HSA口座に入金する事で節税ができますので、節約&節税が可能となります。
HSA口座に入金したお金は、医療目的でしか使えませんので注意が必要です。医療目的以外でお金を引き出すとペナルティーがかかります。2011年度よりペナルティーが10%から20%に引きあがりました。HSA口座のお金は医療目的のみに使うようにして下さい。しかし、このペナルティーは65歳までですので、65歳以降は貯まったお金を医療目的以外でも引き出す事が可能です。
医療保険が高騰し、高い保険料金を支払う事が困難になってきました。いきなり保険を解約すると大変危険ですので、自分の払える予算の中で最適なプランを選ぶようにして下さい。そのプラン選びの一つの選択肢として、HSAプランも是非ご検討下さい。