第106回 宝飾品に対する保険

ホームオーナーズ(家屋)保険にて所有物もカバーされていますが、高価な物に対しては制限があります。ポリシーによって異なりますが、通常は上限が数百ドルや数千ドルまでしかカバーされませんので、高価な物が被害にあった場合には十分にカバーされません。高価な物をカバーするためには、「Scheduled Personal Property Coverage」が必要です。所有している装飾品の額を保険会社に申請し、それらに対して保険をかける事が可能です。この保険は家の中だけでなく、家の外や国外で被害にあってもカバーされます。家に泥棒が入ったり、火災、旅行中に盗難の被害にあった場合など、幅広く適用します。
保険をかける際には、所有している物をまた新品で買い換える際の金額にて保険会社に申請します。人からもらった物で価値がいくらか分からないものは査定をしてもうらう事をお勧めします。保険会社の規則によって、特に高価な物は査定書を予め要求される場合もあります。持っている事が証明できるレシートがない場合には、写真を撮っておくことをお勧めします。火災で家が燃えてしまった場合に備えて、レシート、査定書や写真などは、自宅意外の第三の場所にも保管して置くことも重要です。
被害にあわないようにする事も重要です。家の中では安全な場所に保管し、火事に備えて耐熱金庫が理想的です。普段使わない高価な物は銀行のSafe-Deposit Boxを利用するなど、何か対策が必要です。旅行の際には、高価な物はスーツケースに入れず、手荷物で持ち運びするようにして下さい。