第108回 地震保険 ~ 無保険でビクビクするより、加入する!
アメリカではまだまだ地震保険の加入率が低いのが現状です。理由の一つとして保険料が高額である事があげられます。確かに保険料は高いですが、地震で家が全壊となってしまった時の事を考えると、地震保険に加入しないのはリスクが高すぎます。地震が起こる可能性が低いと思っている方々も多いと思いますが、The 2007 Working Group on California Earthquake Probabilities が発表した「Uniform California Earthquake Rupture Forecast」というレポートによりますと、カリフォルニアでマグニチュード6.7以上の地震が30年以内に起こる確率はなんと99.7%だそうです。
この確立からいくと地震が起こるのはほぼ確実で、自分の家が被害を受けるかどうかだけの問題です。家の購入は一番大きな買い物と言っても過言でありません。その家が一回の地震で全壊または大きな被害があった場合にはどうしますか?州や国が被害を立て替えてくれると勘違いしている人も多いですが、そんな甘くはありません。保険が無いと修理や建て替えなども全て実費になりますし、更に家が崩れてもローンは引き続き払い続けなければなりません。
日本の地震保険は建物のカバー額が低いプランが多いようです。しかし、アメリカの地震保険は火災保険で加入している建物と同じリミットで加入しますので、新築で建て直す費用までカバーされます。修理中の仮住まい費用もカバーされますので、地震保険に加入しておくと、もしのの際には自己出費がかなり低くおさえられます。いつ起こるか分からない地震の為に、毎年保険料を払うのは馬鹿らしいと思うかもしれませんが、万が一の時にはきっとに役に立ちます。逆に地震保険が無かった場合を想定すると大変不安です。
地震保険に加入するには、火災保険の会社から購入するか、火災保険の会社が提携する会社、又は単独の地震保険にて申し込みをします。一度見積もりを取り、是非検討してみて下さい。