第87回 夏休み到来! 子供や友達に車を貸す場合について。

遠方の大学に通っている子供が夏休みで帰ってくると、家族の車を運転する機会があると思います。また、夏休みで家族や友達が訪れることもあると思います。そこで、今回は保険に登録した人以外の人が運転した場合についてお話しましょう。

●自宅に住んでいない子供が休み中に帰ってきた場合
 まずは、自動車保険で子供が除外されていないか確認して下さい。子供の名前が“Excluded”として証書に記載されれている場合は、運転した場合に保険が適用されません。Excludedと書いていない場合には、保険会社に問い合わせをして、遠方に住んでいる子供が一時的に運転する場合に保険が適用するかどうか聞いてください。家から何マイル離れた所に住んでいるのか、何日間くらい運転するのかなどを聞かれる事もあります。保険会社によってルールが違うので、必ず確かめるようにして下さい。
 保険に追加登録しないとカバーされない場合と、一時的なら登録しなくてもカバーする場合があります。登録する場合には追加料金が発生しますが、短期間であれば大きな金額にはならないと思います。

●日本からの家族や友達が運転をする場合
 殆どの保険会社で、第三者が運転した場合も自分の保険が適用できますが、家族メンバーの場合は確認するようにして下さい。普段は一緒に住んでいない家族であれば問題ない場合が多いですが、問題は国際免許保持者の場合です。日本からの家族や友達が国際免許保持者の場合は、は保険でカバー出来ないと言われるかもしれませんのでお気をつけ下さい。現在の保険会社にて国際免許者が運転できないと言われた場合には、他の保険会社にて保険をかけることも可能です。しかし、短期間だけなら、レンタカーをしてもらう方法が一番良いと思います。

他人に車を貸す場合には、自分にも責任がくる恐れがあります。保険のリミットを超えるような大事故をした場合、万が一保険が効かなかった場合などは、車の所有者に責任がくる恐れがありますので、くれぐれも慎重に判断して下さい。